決算対策

2017-01-23

1.会社と社長個人の貸し借り
2.仮払金の精算
3.売掛金の回収漏れ
4.黒字化対策
5.自社の資産の評価額の把握
6.不良在庫や過剰な在庫等の確認

3月決算の会社はそろそろ決算対策を考えてもいい頃ですね。対策が直前にならないように、何点か確認しておきましょう。

1. 会社と社長個人との金銭の貸し借り
 会社が社長個人に対して金銭を貸しているとき(役員貸付金など)は、社長から返済がされているか確認しましょう。(特に銀行の印象が悪くなるのは、会社が銀行から借りたお金をそのまま社長に貸しているような場合です。)
貸し付けている場合は、決算までに社長に返済してもらうか、あるいは社長から立替金の未精算残高があるならば、それと相殺して整理しましょう。

2. 仮払金の精算
 社長はもちろん、従業員についても、精算可能なものは決算までに精算しましょう。また、費用計上できるものは、費用にして精算します(交際費、旅費交通費など)。
 決算書を吟味する際、金融機関は、残高計上されている仮払金や立替金、前払費用などについて資産価値があるかどうかについて見ています。

3.売掛金の回収漏れ
 特に長期滞留売掛金については、なぜ回収しないのか、本当に資産価値があるのか(回収できない債権なのか)が問題になります。
回収不能な債権については、税務上、損金(貸倒損失)にできる場合がありますので、内容を調べておくことが必要です。

4.黒字化の対策
 2期、3期連続して赤字になると、金融機関からの評価は厳しくなり、融資にも大きく影響します(新規融資の停止、既存融資の繰上げ返済、など)。
たとえ赤字でも、その内容を少しでもよくすること、また赤字の原因を把握し、銀行、債務者など、外部に対して説明できるかどうかが重要です。
 また、赤字の原因に対して、今後の対策について具体的な説明ができると銀行等への印象はよくなります。もちろん、対策の結果、来期は黒字になるという説明が必要です。
 また、社長が自ら黒字化に対する姿勢を見せることも重要です。
例えば
・社長の交際費を削減する
・社長が会社から家賃収入を得ている場合、家賃を値下げする
・必要であれば社長の給与も引き下げる
社長に関連する経費を自ら身銭をきることは、利益増加を図る以外にも、黒字化に向けた社長の姿勢を社内に示すことにもつながります。

5.自社の資産の評価額を把握しているか
 株などに評価損がある場合、どれくらいあるのか把握しておきましょう。
 また、土地建物などに遊休資産があるならば、事業に利用していない不要なものであるならば、損失覚悟で売却、売れないければ廃棄処分することも検討しましょう。

6.不良在庫や過剰な在庫等はないか
 社内の在庫の状況を見直しましょう。
もし不良在庫や過剰在庫があれば、そのまま保持し陳腐化させるよりも、決算セール、在庫一掃セールなどを行い少しでも資金化させましょう。

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